高輪ゲートウェイ駅はなぜ必要なのか?名前候補や決定理由も調査!

2020年3月14日に新駅「高輪ゲートウェイ駅」が開業しますね!
駅名の決定時点からも色々と話題となった高輪ゲートウェイ駅ですが、そもそもなぜ「田町〜品川」間に新駅が作られることになったのでしょうか?
また、駅名の名前候補は高輪ゲートウェイ駅以外に何があったのか、駅名決定の理由とは何でしょうか?
今一度新駅「高輪ゲートウェイ駅」にまつわる話をまとめてみましたので、よろしければ最後まで読んでみてくださいね。
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高輪ゲートウェイ駅はなぜ必要なのか?新駅建設の理由とは
そもそも、「田町〜品川」間に新しく駅を作ると発表したのは2014年6月3日のことでした。
新駅を建設して、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて開業させるという計画をJR東日本は発表したのです。
いくら6年ほどの時間があるからといって、駅作るって場所も必要だしどうやって作るの?と思いますよね。
場所に関しては、約20ヘクタールほどの東京総合車両センター田町センターの設備等の見直しによって捻出される約13ヘクタールを新駅のための再開発用地として利用することがわかりました。
13ヘクタールってどれくらいか想像しづらいですが、東京ドーム約3個分の面積です。
こういった内容で新駅開業に向けてプロジェクトが進んだ訳ですが、たとえオリンピックの開催地が東京に決まらずとも、再開発は進む予定だったのではないかと考えられています。
新駅を作って欲しいなーと声が上がるほど特別不便だった訳でもなく、なぜ新駅が必要なのか?と疑問の声も上がっていました。
ビジネス的には古い車庫を有効に活用しよう、というのが本当の理由のようです。
東京上野ラインが出来てから、東海道線の車両を他に移すことができ、スペースが出来たのです。
<<高輪ゲートウェイ駅はなぜできるのか?>>
・駅が一つ増えて山手線・京浜東北線の混雑が緩和できる
・田町の車両センターの見直しにより土地の有効活用ができる(新たなビジネス拠点としての活用)
・隣の品川駅がリニア中央新幹線の始発駅になるので利用価値が上がる
オリンピックが東京であるから〜といった安直な理由だけでなく、リニア開通など長い目で見た新しいまちづくり、都市開発が本当の理由になります。
そして!駅の建設がほぼ終わり、開業まで目前となりました。
公開された駅内部の改札看板を見て世間からは批判的な声が集まっています。
新駅の改札看板が明朝体になったワケは『高輪ゲートウェイ駅フォントが明朝体で批判!書体決定の理由はなぜか調査!』をぜひ読んでみてくださいね!
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高輪ゲートウェイ駅の他の名前候補は?
駅名決定の前にはJR東日本は一般公募で(2018年6月5日〜同年6月30日まで)集まった駅名案から決定されました。
公募したわりに1位の駅名案などが採用された訳ではなく、130位で36件の応募だった「高輪ゲートウェイ駅」が採用されました。
他にはどんな名前候補があったのかトップ10を振り返ってみましょう!
- 1位 高輪駅(8,398件)
- 2位 芝浦駅(4,265件)
- 3位 芝浜駅(3,497件)
- 4位 新品川駅(2,422件)
- 4位 泉岳寺駅(2,422件)
- 6位 新高輪駅(1,275件)
- 7位 港南駅(1,224件)
- 8位 高輪泉岳寺駅(1,009件)
- 9位 JR泉岳寺駅(749件)
- 10位 品田駅(635件)
1位の高輪駅でもいいのでは?と思いますが、「ゲートウェイ」がくっついてきた駅名決定に反対意見もかなり集まりました。
2019年1月までに駅名撤回を求める署名がなんと47,930人分も集まりました。
しかしJR東日本としての回答は駅名を変更するつもりは今後もなく、決定した駅名を浸透する取り組みをしていきます、ということでした。
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高輪ゲートウェイ駅の名前決定理由は?
駅名を一般公募したわりに、上位の駅名は全く採用されず130位だった高輪ゲートウェイが採用されたので、公募した意味がないのでは?という声も多くありましたね。
最終的に駅名を決定したのはJR東日本なのですが、なぜ駅名を「高輪ゲートウェイ」に決定したのかその理由が気になりますよね!
JR東日本は駅名の選定理由をこのように回答していました。
【駅名の選定理由】
新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するように選定しました。
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昔から江戸の玄関口として賑わいを見せた街を、また新しい街に生まれ変わる際には、世界中から先進企業や人材が集うような国際交流拠点となることを目指す。
そんな中進められた再開発のプロジェクト名は「グローバルゲートウェイ品川」と名付けられました。
とするに、駅名に「ゲートウェイ」をつけることはプロジェクト内容的にすでに決まっており、ゲートウェイの前につける地名の参考のために公募が行われたと考えられますよね。
なるほどな〜とも思いますが、この駅名が浸透するにはまだまだ時間がかかりそうな気がしますね。
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まとめ
今回は、高輪ゲートウェイ駅はなぜ必要なのかと名前候補や決定理由を調査してみました。
田町の車両センターの見直しにより生まれた土地で新たなビジネス拠点を作るという長い目で見た、都市開発が新駅建設の理由と言えます。
また新駅の名前候補は公募した中では1位の高輪駅などいくつもの候補がありましたが、結局決定したのは130位だった「高輪ゲートウェイ」でした。
再開発のプロジェクト決定段階から「ゲートウェイ」というコンセプトはあったので、駅名にゲートウェイが入るのは公募の前から決まっていたのだろう、ということもわかりました。
ゲートウェイの前につける地名は何が一番最適なのか、公募して最終判断をしたのではないか、と駅名決定理由が考えられますね。
まだまだ批判的な意見が多いですが、長い目で見て、利用客に浸透する駅名になってくれたらいいなあと思います。
新駅の看板が注目されています!
高輪ゲートウェイ駅改札看板については→『高輪ゲートウェイ駅フォントが明朝体で批判!書体決定の理由はなぜか調査!』をご覧くださいね!